鳥インフル、台湾で猛威 全土で1週間の移動禁止措置

台湾の養鶏場などで高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N6型)の感染が確認される事例が相次ぎ、行政院(内閣)農業委員会は17日から1週間、台湾全土でニワトリやカモなど家禽(かきん)類を移動させることを禁止する措置を取った。

台湾では6日、東部・花蓮でガチョウのヒナの死体から同ウイルスが検出されたと発表されて以降、西部の台南や嘉義にある家禽類の飼育場などでも感染を確認。予防のため全土での移動禁止を決めた。市場で鶏肉などが不足すると予想され、政府は豚肉などへの消費切り替えを呼びかけている。